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生きづらさを感じる前に私たちができること

更新日:2022年12月21日




発達支援事業部

スタジオplus+講師


※現在はスタジオplus+本八幡教室教室長兼児童発達支援管理責任者



前職

英語塾→不登校やひきこもりなど若者支援NPO


キャリアパス
  • 2015年4月:個別指導員(契約職員)として入社

  • 2018年2月:社会福祉士資格取得

  • 2019年5月:スタジオplus+本八幡教室の教室長兼児童発達支援管理責任者




前職について

生きづらさを感じる前に

なにかできないだろうか?



生徒数200名規模の英語塾で働いていました。


その後、塾の閉鎖を機に転職をして、不登校やひきこもりを経験した方々の居場所を運営するNPO法人のスタッフになりました。


運営スタッフとして、運営業務に携わりました。


そこは、利用者もスタッフも一緒に仕事をして活動する場所でした。大きいイベントもやりました。当日の担当の割り振りをしたり、その中で訓練もしたりしました。


若者を支援している中で、ジレンマもありました。一緒に活動をするのは楽しかったし、やりがいもあったんですけど、本人が苦しさを抱え始める段階に早期に関われたらと思いました。

きっかけは、不登校の中学生を担当させてもらったことです。


支援が始まってから外に出て行くまでのその子の変化がすごく早かったんですよ


その子は、中学校の卒業式に出て、壇上で校長先生から卒業証書を受け取れるようになって、全日制の高校に通って部活動に入ったんです。


自己肯定感の回復が早いのだと感じました。というよりそこまで低くなっていなかったんですね。


「できるよ」って言葉を素直に信じることができたし、実際に行動に移していくことができていました。

その子を担当して、ひきこもり状態で苦しんでいる方や、そこから脱して社会復帰を目指している方をサポートする場所はもちろん必要なのだけれど、そういう生きづらさを抱えてしまう前に何かできないかな、と思いました。


彼らはどのような子ども時代をおくってきて、どんな支援があったら良かったんだろう。という想いがあって、子どもたちに関わりたいという気持ちが強まりました。



入社のきっかけ

不登校やひきこもりを防ぐ

伴走者になりたい



これまでの仕事人生で、どこへ行っても、「発達障害」という言葉と出会いました。


そのためか、「発達障害ってなんだろう」という思いが、心の中にずっとありました。

あるとき、「知りたかったら、その中に飛び込むのが一番だ」とおっしゃってくださる方がいて、それとほぼ同時期にスタジオplus+の講師募集を目にしたのがきっかけで、この道に足を踏み入れました。

ここで、不登校やひきこもりの予防になるような関わりを持てたらという思いもあります。


学校で困難を抱えているなら、学習支援を通じて支援することで、それを少しでも解消することができたら、と思っています。

個別だとその子の困っているところにがっつり寄り添えると思うんです。


複数だと、どうしてもきっと全体のバランスをとって進めることも起こってしまうこともあると思うし。


スタジオplus+は、支援者として子どもの伴走をしていけるところなんじゃないかという期待感もあったかもしれません。




ダイバーシティ工房で働いてみて

若者支援の経験があるから こそできることがある



個別指導員として働いていて、わからないことがあって悩むことも多くあります。


でも、そんな中でも、試行錯誤を重ねて、他の先生方や教室長の助けも借りて、授業の中で子どもとコミュニケーションがとれたりすると、とても嬉しく感じますね。


解けなかった問題が解けるようになったり、新しいことに興味を持ったり、面白いと思うことを伝えてくれたり、そんなときに見せてくれる子ども達の笑顔が、なんとも好きです。

学習に対するモチベーションが低い生徒さんへの対応は工夫が求められます。


実は、今でも悩んでいます。私の場合は、わかってほしい、やってほしいという思いが大きくなってしまうので、どうしても押し付けになってしまいがちなんですよね。


そこを押さえて、相手の気持ちに寄り添いつつ、本人が学びたいと思えるような糸口を探っているところです。

その中で、漢字の勉強に頑張って取り組んだ生徒さんが、学校のテストを持ってきてくれたことがあったんです。


最初は書けなかった漢字を授業の中で一生懸命練習して、学校のテストで全部書けたんですよね。


本人も喜んで、だから、テストをわざわざ持ってきて見せてくれたんですよね。


そう思ったら、普段は、あまり感情を見せないお子さんだったので、とても嬉しかったです。

働く意欲があっても様々な理由から一歩をふみだせない若者たちの支援をしてきたことで、今目の前にしている子どもたちが、将来社会に出るときに困りごとがあっても、勇気をもって踏み出すことができるようになるためには、どんなことを身につけてもらったらいいのか、という視点を持つことができています。


「漢字が書けるようになればいいや」ではなくて、「漢字が書けるようになった先に何があるのかな」とか、社会に出て行って、たぶんこの子は会社などで働くようになるんだろうな、だとしたら、できたらいいことってなんだろう、ということを考えながら、授業ができています。


それは、そういった若者たちと関わらせて頂いた経験があるからだと思います。



ダイバーシティ工房について

支援はひとりでするものではない



ダイバーシティ工房にはクレドがありますよね。


クレドを読んで、共感できたことも、ここで働いてみたいと思った理由の一つでした。クレドは、自分たちが迷ったときに戻ってくるための道しるべです。


これがダイバーシティ工房のカラーで、ここに共感できるかどうかってすごく大切な最初のハードルだと思います。


クレドに共感できないと、違和感を感じたり、つらさを感じたりして、続かなくなってしまうと思うので、ここで働くとなったらクレドへの共感ってとても必要なのかなって。

支援って一人でするものではないと思うんですよね。


スタジオplus+は、個別指導の形態をとっていますが、それでもやはりチームでそれぞれのお子さんをサポートしているんだと思うんです。


講師だけではなくて、事務局も含めてみんなの目で見守っているというか。

なので、チームとしてさらに固まっていければ、さらに質の高い支援をしていくことができるんじゃないのかなって思っています。

先生が変わると質が変わるっていうのは、視点がそれぞればらばらだとそう感じると思うんです。


やることが変わったとしても目指すところが一緒であれば、質が変わるっていうのは起こらないと思うんです。


講師の想いがひとつであることが大切だと思うんです。




これからしたいこと

支援者を増やすために

地域のとの連携を強めていきたい



指導員として子どもに学習指導をする直接的な支援だけではなくて、講師育成や他機関連携などの間接的な支援にも携わっていけたらなという思いはあります。

ダイバーシティ工房では、多くの支援を必要としている子どもたちにサービスを届けるため、支援者を増やすということや、地域の機関との連携を目指しています。

人的にも時間的にもスキル的にもひとつの団体だけでできることには限界があります。


サポートを受けて社会で自分らしく生きて行くためにはサポート機関同士の連繋って大事なんだと思います。


これまでの経験を生かして、支援のノウハウを後輩に伝えたり、他機関との連携をしたりしていきたいと思っています。


それが、私のやりたいことだし、工房の目指すことにもつながっているのかなと思っています。




応募者の方へのメッセージ



ダイバーシティ工房での仕事は今の私にとっては行くべき「道」です。


実は、これまでの仕事経験のすべてが、今まさに活きているなという実感があります。すべてのことに意味があったんだなって。


工房に来て、やっと人生のスタートラインに立てたような気がしています。

まちがいなく、やりがいのある職場です。


悩み、成長することができる仕事であると同時に、ひとり一人の子ども達と真剣に向き合える仕事です。


いつか、あなたと一緒に働けることを楽しみにしています。

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