
発達支援事業部
「スタジオplus+市川中央教室」
教室長兼児童発達支援管理責任者
※現在は保育事業部「にじいろおうちえん」所属
前職
小学校や保育所を経て、児童相談所・療育センター勤務
キャリアパス
2013年4月:個別指導員(非常勤職員)として入社
2014年:スタジオplus+市川中央教室の教室長兼児童発達支援管理責任者
2018年7月:家庭都合により退職
2019年3月:復職。保育事業部「にじいろおうちえん」主任保育士として勤務
前職について
いちばん大事なときに
自分の子どものそばにいたい
これまで県の職員として児童自立支援施設や児童相談所で、生きづらさをもつ子どもたちと関わる仕事をしていました。
複雑な家庭で育ち、自分が悩んでいても相談する人がいなくて、そういう子どもの相談にのることができる人になりたいと思っていたんです。
その仕事を辞める1番大きなきっかけは、東日本大震災でした。
当時は児童相談所に勤務していましたが、自分の子どもも心配でそばに居たい気持ちもある中、公務員として自分の家族よりも施設の子ども達を優先しなければいけない状態でした。
公務員って自分の家族よりも「公務」を優先する職業なのだとその時思い知り、幼い息子の心配をしながらこの仕事を続けることは、自分にはできないなと強く感じるようになりました。
そんな思いもあり、保育士の資格を活かして、市の療育センターで発達障害の幼児への支援の仕事につきました。
入社のきっかけ
望む暮らしと支援ができるかもしれない期待感
そのころ、友人からの誘いで、子どもの自主性を重んじた関わりや自然の中での体験を大事にするオルタナティブスクールの立ち上げに参加することになりました。
そちらと両立しながら、時間の融通がきいて、子どもの支援経験を活かせる職場を探していた時にハローワークで、ダイバーシティ工房に出逢いました。
その後、Facebookで団体名を検索して、メッセージを送ったところ代表からすぐに返信が来たことが応募するきっかけとなりました。
県の職員として長く働いていたので、小さな組織は少し不安もありましたが、自分がこれまでできなかったことができるかもしれない、という期待感もあり応募しました。
ダイバーシティ工房で働いてみて
自分の家族とも向き合える時間がある
最初は非常勤講師から始めました。
自分の担当生徒に、どうしたら「学ぶことを好きになってもらえるか」、「自信をもってもらえるか」を考えながら授業をしていました。
それから1年経った頃に代表から声をかけられ新教室の教室長になる事になりました。
まだまだ「教室長」としては経験も浅いので、マネジメントに関連する外部の研修を受けながら日々学んでいます。
前職までの職場では、子どもたちの集団生活を守ることが仕事の中心でした。
公的な機関だったので、たとえ、もっとこうしたら良いと感じることがあっても、すぐに変えることができないことが多くありました。
拘束時間も長く、子育てと仕事のバランスに関するジレンマは常にありました。
働きながら、我が子と過ごす時間が思うように取れないことに不安になり悩むこともありました。
ダイバーシティ工房では、子育てをしている職員に理解があります。子どもの行事や家庭の事情に合わせて、勤務時間の変更が効くことで安心して働くことができます。
子どもの病気の時など一緒にいてあげたいときに、融通が聞くこと、子どもに向き合える時間が増えたことで、自分らしい働き方、生活の形に近づけたと思います。
やりがい
保護者の方の不安が減っていくこと
スタジオplus+で働きはじめて、3年目になります。子ども達はエネルギーに溢れていて、接しているだけで楽しいです。
嬉しい瞬間は、保護者の方が嬉しそうな顔をしている時です。
教室の入会面談で会った時はとても悩んでいる顔をしていたお母さん達の表情が明るくなったり、「今日○○君は、こんなことができました。」と伝えると、とても嬉しそうにしてくれます。
生徒への学習指導を通して、お母さん達が元気になっていく姿を見られるのは、この仕事の1番のやりがいだと感じています。
応募者の方へのメッセージ
子どもに関わる仕事がしたいと思って応募してくださる方が多いと思います。
そういう方にとっては、思い描いていたことだけではなく、色んな業務をやることになるかもしれません。思ったより大変と思うこともあるかもしれません。
私自身、そういうことを感じることがありましたが、無駄だったと思うことは一つもなく、自分の経験・出来ることが増えるほど、思い描いていたやりたいことを、やれる可能性、そのことが仕事に占める割合は増やせると感じています。
実際にやってみる前は見えなかったものに、続けることで見えてきて気づくことも多いです。
何かをつかんだと思えるまでは、頑張ってほしいです。続ければきっと、どんどん視野が広がってゆける、貴重な時間を費やすに値する仕事だと信じています。
一緒に働く仲間が増えるのを楽しみにしています。