スタジオplus+瑞江教室
教室長(児童発達支援管理責任者)
兼 学習支援事業部マネージャー
前職
中高非常勤講師→児童相談所学習専門指導員
キャリアパス
2015年4月 個別指導員(契約職員)として入社
2016年4月 スタジオplus+瑞江教室の児童発達支援管理責任者 兼 教室長に就任
2018年2月 社会福祉士資格取得
2019年4月 学習支援事業部マネージャーに就任
2022年2月 公認心理師資格取得
現在に至る
前職について
学校、児童相談所で感じた「第3の場所」の必要性
大学では教育学・教育社会学を学びました。大学院に進学し研究活動を続けながら、中学校・高等学校で社会科の非常勤講師をしていました。
自分自身が「生きるうえや働くうえで大事になる」と思っていることを、授業や行事等の教育活動を通して子どもたちに伝えることで、子どもたち一人ひとりが将来、いろいろな仕事に就いたりして生きていく中で、「大事なこと」を広げていってくれるんじゃないか。そんな思いで、教員を目指していました。
しかし、希望していた就職が叶わず、学校以外の場での教育活動に興味を持ち、児童相談所の一時保護所に勤めることになります。そこでは学習専門指導員として、学校や家庭で困難を抱える子どもたちの学習支援にあたりました。
さまざまな背景をもつ子どもの支援をするうえで実感したのが、「子どもたちが安心して過ごせる場」の必要性でした。家庭も学校でもない「第3の場所(サードプレイス)」を地域の中につくれないか。そんなことを考え始めたのです。
入社のきっかけ
「自分が働くイメージ」が湧いた
児童相談所の次の仕事を考えていたころ、利益よりも理想や公益性を重視するスモールビジネスやNPOに興味が向いていました。住民が地域のために主体的に活動する「コミュニティ・オーガナイジング」や「地域づくり」という言葉も知り、自分もそういう場で働きたいという気持ちが強くなっていたんです。同時に、子どもと関わる仕事も続けたいと思っていました。
そんなとき、以前「日本仕事百貨」でダイバーシティ工房の記事(※)を読んだことを思い出しました。「地域に根ざした学び舎」というフレーズが印象に残っていました。
(※)こちらは2014年の記事です。現在の募集職種は本WEBサイトのトップページよりご確認いただけます。
再度WEBサイトを見てみたら、ちょうど求人が出ていたんです。
これまでの自分の仕事とつながっていること、「地域に根ざした」活動をしていること、さらに、5年後10年後を見据えて事業運営しているところがいいなと思い、説明会に足を運びました。
説明会はオープンな雰囲気で堅苦しくなく、小さい組織ながらもおもしろい活動をしているという印象でした。
発達障害や子どもの貧困については、これまでも関わってきたことなので、あまり不安はありませんでした。
エントリーしたのち、数回の面接、授業見学など、採用の過程で何度か教室に足を運ぶうちに職場の雰囲気もわかり、自分が働くイメージができたので、入職を決めました。
これからについて
教育×異業種のコラボを実現していきたい
ダイバーシティ工房で働き始めて8年。スタジオplus+で子どもに向き合うほかにも、教室長として、また学習支援事業部のマネージャーとして、管理系の仕事も多くなってきました。
大変になった部分もあるけれど、「子どもたち本人のできることや可能性を広げていきたい」という思いは、尽きることがありません。
子どもと向き合う仕事をしながら、地域とのつながりも意識しており、地域にある他事業所や関係機関ともつながりをつくっていくため、連絡会や研究会に積極的に参加するようにしています。また、組織内のつながりをつくっていくために、スタッフ同士の交流のため、コーヒーを淹れるイベントも開催しました。
今後やってみたいのは、アウトドア系のイベントや、農業や芸術といった異業種とのコラボです。たとえば、地域の人たちとバーベキューをしたり、農家の収穫を手伝ったり、音楽や絵画のライブイベントをやったり。学校や家庭ではできないようなことを企画して、子どもたちと一緒につくりあげていくような活動ができたらいいなと思っています。また、子どもたちと一緒に活動しながら、自分も視野を広げ、成長していきたいと思っています。
応募者の方へのメッセージ
ダイバーシティ工房は、「全ての家庭が安心して暮らせる社会」の実現を目指して活動しています。そのための制度や研修などを自分たちで考えて作ってきましたが、まだまだ整い切っていません。子どもたちの状態や社会情勢などによって、日々変えなければいけないこともあります。現状に甘んじることなく、みずから学びに行き、変化を楽しみ柔軟に対応できる人にとっては、気持ちよく働ける職場です。
また、「学習支援のスペシャリストになりたい」という気持ちは大切ですが、1人のスタッフが直接見られる子どもの数は限られています。教室長になるとスタッフを通じて50人の子どもを見られますし、セミナーを企画して専門家の方の話を200人の人に届けることができたら、その情報や知識が教室以外の場での支援につながっていくと思います。自分が成長するだけでなく、人を育成したり、多くの人に情報や知識を届けていくといったスペシャリストを増やしていくという感覚も持ってほしいなと思います。
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