子どもが自分で歩むための学びを
- 2月13日
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教え子の「先生、社会ってどんなところなの?」から社会勉強を決意
ー入職前のキャリアについて教えてください。
高校生のときに、母が勤務していた特別支援学校でボランティアをさせてもらったのをきっかけに、私も特別支援教育に興味を持つようになり、
社会人1年目から3年目までは、特別支援学校で教員をしていました。
ある日、私が担任をしていた児童から「先生、社会ってどんなところなの?」と聞かれました。
そのとき「私、ずっと教員をしていても、社会のことを知らないままじゃない?」と感じたんです。
一度学校教育から離れて社会勉強をしようと思い、バーのスタッフやドレスコーディネーターなどの仕事を経験しました。
しかし環境が合わず、体調も崩してしまったため退職。次の仕事を考えたときに「もう一度、子どもに関わる仕事がしたい」と思い、学童保育クラブに転職しました。
学童クラブには障害のある子も通っていたのですが、その子への関わり方に対するクラブの方針に納得のいかないところがありました。
また、「いつか自分自身でも子どもたちの居場所をつくりたい」「児童発達支援管理責任者(児発管)の資格を取りたい」という思いもあり、そこに繋がるような仕事を探すことにしたのです。
入職のきっかけ
ーそこでダイバーシティ工房を見つけたんですね。
最初は「学習支援をしたい!」と決めていたわけではなく、子どもと関わる仕事がしたいという感じで転職活動をしていました。
教員に戻ろうかとも迷いましたが、働きながら児発管の資格を取りたいと思い、それを人材紹介会社に伝えたところ、「絶対ダイバーシティ工房が合うと思います!」と言われて。いざ面接したら、「ここだ!」って思いました。

ー決め手は何だったのでしょうか。
転職先の職場でちゃんと従業員同士の連携が取れるか、気軽に相談できるかがすごく心配だったんです。
自分が穏やかにのびのびと働けるかどうかを面接でお話したときに、ちゃんと答えてもらえたから、信用できるんじゃないかって。すごく温かい空気を感じて「ここだったらできそうな気がする」と思いました。
現在のお仕事について
ー現在のお仕事について教えてください。
今は、10人くらいの生徒の授業を担当しています。元気なタイプの小学生が多いです。
授業以外では、個別支援計画を作成したり、外部機関の方や保護者の方とのやり取り、面談などをしています。
エクセルの作業が苦手なので、同じ教室のスタッフに聞くと、みなさん「こうやると早いですよ」と教えてくれます。
それに対して私もちょっとふざけて「早く言ってくださいよ~!」「今言いましたよ~」みたいな、ノリツッコミもたまにしていますね(笑)
ーどんなときにやりがいや難しさは、感じますか。
1回1回の授業や学習はこなせば良いというものでもなくて、目の前の生徒が将来社会に出るときに授業とどう繋がるのかを考えないといけない。
そこが難しいと思うときはあるのですが、考えれば考えるほど奥深くて楽しいです。
私たちが担当の生徒をずっと支援し続けることは難しい部分もあるので、全部やってあげるのではなく、子どもが自分で考えて、自分でやろうと思えるための支援や言葉かけが大事。そこに取り組むのが楽しいなって思います。
これからについて
みんなが使える教材をつくりたい

ー今後、スタジオplus+やダイバーシティ工房でやってみたいことはありますか。
支援で使用する教材を作りたいです。
「教材」となると学校で使うものが多く、1対1の支援現場だと痒いところに手が届く教材が少ないと思います。
たとえば、指先の感覚の難しさが文字を書くことの困難さに繋がっていることがあります。
そこで指先の運動を取り入れたり、そのための教材を作ったりできると、状態が大きく変わるんじゃないかと考えています。
今は自分の担当する生徒が使う教材を作っていますが、もう少し手を加えて、ほかの教室の生徒たち、そしてダイバーシティ工房全体で使える教材を作れたらなと考えています。
もしそれでも書くことが苦手なら、得意にしようとするのではなくて、文字を書かなくても済む方法を考える。それができれば、その子らしさのまま社会に出て行けるのではないかなとも思います。
応募者の方へメッセージ
ダイバーシティ工房には、自分の想いを伝えたときに真摯に向き合ってくれる人がたくさんいます。
もし「子どもたちや社会のためにこんなことができたら…!」と内に秘めてるものがあって、それがダイバーシティ工房で出来るかもと思うのであれば、どんどんやって欲しいなと思います。
入職していただいたら、私はなんでもお話を聞きますので、何かあれば遠慮なく相談してください!
仕事だけじゃなくプライベートに関しても、お互い好きなことを話しながら楽しく仕事できるといいなと思っています。